私の学校生活を振り返って、ぐんと学力、成績が上がった時期が何回かありました。
最初の体験は、小4の3学期でした。
その年のお正月、40度以上の高熱が出て正月明けに病院に行くと、肺炎!
ほとんど1ヶ月以上学校を休む事態となりました。
学校に行かずに朝から晩まで自宅にいると、時間を持て余すんですよね…。
昔は、今みたいにゲームもなく、テレビも子どもが見られる番組は限られていて。
他にすることがなかったので、特別に勉強しよう!というわけではなく、
気楽な気持ちで教科書を何回も眺めるように見ていたんです。
2月中旬になって、一度も学校の授業を受けないまま、その学期のテストに臨んだんですが、
何とそれまでにない最高の成績でした!
母も先生もびっくり!
これは何故だったんでしょうか?
一つは、学校の勉強の基本は全て教科書にある、という事実です。
昔の教科書は、今の教科書より分厚く、
授業でする内容は全て教科書に書かれてありました。
それを何度も繰り返し読むことで、
その単元の基本が知らないうちに見についていたんだと思います。
もう一つは心と姿勢の問題です。
私は4人兄弟の末っ子でしたが、
自宅療養中は、母がたっぷりと私に関わってくれているという安心感、
充足感から心が安定していましたね。
そして周りから強制されるのではなく、いやいやではなく、
自分の意思で教科書を読んだ、勉強したという前向きな姿勢の問題だと思います。
小中学校、特に小学校の間は、学校の授業と教科書に連動した内容で、
自ら進んで勉強するような環境さえできれば必ず成績は上がります。
その時の保護者の方の愛情溢れるかかわりが必要なのは言うまでもありませんね。