先日、『阿部ティーチャーの理数ゼミ』の後に、
こんな話題で盛り上がっていました。
それは本校の講師で、本年、徳島大学医学部に現役で合格した宏記先生の、
「志望校を決める時期が早ければ早いほど、それに比例して合格率は高まる」
という話です。
自分の行きたい高校、大学、将来の仕事等々をできるだけ早く決めて、
それに向けて進んでいくのと、
「市内の普通科に行けたら…」
という漠然としたイメージだけで勉強をしていくのでは、
目標の達成率に大きな差が出るということです。
なるほど、なるほど。
確かに、勉強に限らず、スポーツの世界、芸術の世界では、
小学生に入るか入らないかの時期に、
「プロ野球選手になる!」
「プロゴルファーになる!」
という自分の夢を明確に描いて、
その道に突き進んで、目標を達成している例が目立ちます。
(イチロー、石川遼等々)
勉強も同じことですよね。
私どもの系列スクールで、
香川県善通寺市にある学研CAIスクールTOP教室のF教室長は、
2人のお子さんをそろって東大に現役合格させたスーパーママです。
F教室長に話を聞くと、
私は何にもしてないし、強制もしてない。
子供たちが、小学生の高学年の頃から、自分たちは将来東大に行きたい、
そのためには、この中学に行ってこの高校に行くのがいいということを、
誰から言われるでもなく決めて、そのまま真っすぐに進んできたそうです…。
「大切なのは子供たちが自分の将来をイメージできるような環境づくり」だとのこと。
でも、まだ将来のことなんか決められない!と子供たちは言うかもしれませんね。
もちろん一度決めた進路を途中で変更してはいけないということではありません。
この高校に行って、この大学に行ってと決めて努力し始めたけれど、
勉強しているうちに、他に興味が沸く分野ができて、
別の道に進路を変更する。
これは大いにありうることです。
私自身、振り返ってみると、
4人兄弟の末っ子ですので、
小学生高学年の頃から高校、大学を意識し始めて、
中学の2年生になる頃には、
「僕は将来新聞記者になりたい。そのためには早稲田大学に入りたい」
と思うようになっていました。
そしてそれを意識して中学高校と勉強していたように思います。
※大学進学後の進路は全く別のものなりましたが。
要するに目標を決めてそれに向かって勉強するのと、
漠然と勉強するのとでは結果に大きな差が出るということではないでしょうか。
中3生はこの夏、
オープンスクールで自分の志望する何校かの高校を見学に行きました。
志望校に対しての具体的なイメージが高まってきたようです。
校舎が綺麗だった、制服がおしゃれ!
そんなことからでもでも
自分がその高校に入ったイメージを膨らませていくことが大事です。
中2生以下、小学生も、
早いうちから色々な高校、大学を一緒に見て回ったりして、
具体的な将来のイメージを実感させてあげることもいいですね。
夏期講習も終わり、本格的な勉強が始まる2学期です。
子供たちが確実に実力をつけていくことができるよう、
精一杯指導させていただきますので、
保護者の方々のご協力をお願い申し上げます。